お金と時間。どちらを重視して転職しますか?
会社員として生活をしていると「もっと給料が欲しい」や「もっとゆっくり出来る時間が欲しい」と、考える人も多いと思います。
両方を得られれば理想的なのですが、現実問題としてはどちらか一方は、ある程度の妥協をする必要も出てくるでしょう。
転職においてお金を取るか、時間を取るかの軸を最初に決めておくと、入社後のミスマッチの防止にもつながります。
判断基準をしっかり持てるように、いくつかのパターンをご紹介しますので是非参考にして下さい!
収入の考え方を見てみよう
新卒数年が経つと、大学の同期や周りの同年代と収入に少しずつ変化が出てくるでしょう。年収例を見ていきましょう。
新卒3年目・月々の月収は同額と想定とします。
- Aさんの場合
月収25万円×12カ月+ボーナス2回(4カ月分・100万円)=年収400万円
- Bさんの場合
月収25万円×12カ月+ボーナス2回(2カ月分・50万円) =年収350万円
- Cさんの場合
月収25万円×12カ月+ボーナス無し=年収300万円
同じ月収25万円でも、ボーナスにより年収が大幅に変わってきます。
それぞれの場合の考え方
Aさんは、月収こそBさんやCさんと同じですが、ボーナスをしっかり貰えているので、将来的に月収が上がっていき、役職に任命されるようになれば、かなり安定した収入が期待出来そうです。
Bさんで引っかかるのはボーナスの額。
Aさんに比べて半分です。これは新卒3年だからなのか、今後も同じような額なのかを上司や先輩社員に聞いて見る必要がありますね。
仮に、この時点からの収入の伸びが見込めないようだと、モチベーションの低下に繋がりかねません。
新卒後3年も経てば、ある程度の仕事を回せるようになりますし、仕事量や実績と実際の収入の差に不満がある人も出てくるでしょう。
Cさんはボーナスがありませんので、月収の範囲で暮らしていかなければなりません。例で挙げた月収の場合、手取りは20万円前後と想定出来ます。
ボーナスは会社の業績によって出るので、正社員でボーナスが出ない会社で仕事を続けて行くべきかは、考える必要があるでしょう。
業績が良くないか、業績は良いけど従業員に反映させていない会社の可能性があります。
お金重視の人が転職で入る会社はどんな会社?
将来的に収入が伸びていき、自分自身のライフワークとのバランスが取れている人は、すぐに転職を考える必要はないでしょう。
しかし、ボーナスも出ないような会社にいる人や、自分の実績が収入に反映されないような会社にいる人は、モチベーションが上がらなくなるのも仕方ありません。
もっと収入を上げていきたい人は、どのような会社に入れば良いのか見ていきましょう。
収入が良い業界は?
収入が良い傾向の会社は黙っていても商品が売れるような業界です。
電気やガスなどのインフラ業界は一般的に収入が良いとされています。
しかし、新卒数年の人が高給取りのインフラ系への転職はなかなか厳しいものがあるでしょう。
新卒~3年程の若手社員でもチャレンジしやすい業界としては、保険、不動産、ITなどです。この辺りの業界は未経験求人も出るのでチャンス。
しかし、注意も必要です。大量募集している会社や求人を常に出しているような会社は人の入れ替わりも多くあります。
また、競争も激しい世界だと頭に入れておいてくださいね。
今の職場が残業続きで時間を優先したい人
残業続きでプライベートを楽しめなくなると人生がつまらなくなります。残業が無くなれば何が出来るでしょうか。
- 帰りに買い物に行ける
- ぐだぐだ家でTVやDVDが見れる
- ジムへ行ったり、社会人サークルに入れる
- 映画やスポーツ観戦にいける
- 規則正しい生活が送ることが出来る
など、時間が出来たときの事を考えると楽しくなりますね。
残業を多くして収入が増えても体を壊してしまい、治療に大金を使うのはもったいないですよね。
「お金より趣味や時間」と、いう考え方を持っている人は、思い切って転職をするのもありでしょう。
また、自由に時間を使えるようになることでスキルアップの勉強や、副業の時間も出来ますので、将来的には収入が増える可能性も十分にあります!
仕事より趣味を充実させるための記事です。合わせて参考にしてください!
残業が少ない職種は
残業が少ない職種のオススメは、事務系 ・ルート営業 ・倉庫など工場系です。
事務系
総務や、営業事務の仕事は、基本的には残業時間が少ないと言えるでしょう。
基本的に個人でのノルマもありませんし、事務作業をこなすのが得意な人は向いていると言えます。
当然、顧客とのトラブルや、繁忙期などがあると多少の残業はあるでしょうが、今まで遅くまで残業をしていた人にとってみれば、大した時間ではないのかもしれませんね。
ルート営業(法人)
営業職というと、どうしても残業続きな上にノルマに追われて大変そうというイメージが先行されますが、法人のルート営業は比較的早く帰ることが出来る傾向にあります。
法人のルート営業は、個人を相手にする新規営業と比較すると圧倒的に「楽」です。
個人がお客さんになる営業は、成果報酬で給料が決まってくる為、契約を取れる人と取れない人で、収入が大きく変わります。
また、契約を取れないと上司に怒られ、「契約が取れるまで会社に戻ってくるな!」、「給料泥棒が!」などパワハラのような詰められ方をされる場合もあるでしょう。
一方で、法人のルート営業の得意先は、既に取引があり、商品やサービスも買って貰っている会社。
定期的な訪問と、電話やメールでのフォローで十分に受注が可能です。
会社としても、大きく売上を上げることは現実的には期待していないので、ノルマや目標があっても大幅に売上を落とさない限りは精神的に詰められることは少ないでしょう。
つまり、法人のルート営業は、他の営業と比べると仕事に追われることは少なくなり、必然的に時間に余裕が出来るのです。
倉庫業務や工場勤務系
スーツを着た、いわゆる、ホワイトカラーの仕事がどうしても良いという人は別ですが、倉庫業務や工場勤務系の仕事も残業時間は少ない傾向です。
会社としての繁忙期は、作業量が増えるので残業をすることもありますが、人員の配置がしっかりしている職場では、もともとの計画以外の急な残業は少なくなります。
また、倉庫や工場の仕事は体力や健康が大事になりますので、無理な残業は少ない傾向にあるでしょう。
まとめ
私たちは「お金」や「時間」を重視して仕事を探します。
自分自身の人生観を、一度整理して慎重に転職活動をしてみてください。
成果報酬の仕事をガンガンして、ガッツリとお金を稼ぐのも良いでしょう。
反対に、自分の時間を大事にして、仕事以外で経験値を積んで将来的に仕事に活かしたり、副業にチャレンジするのも良い選択ですね。
家庭を持ったり、仕事をしているうちに考え方も変わるので、都度、「今の」人生観を見つめ直して最善の転職活動をして下さい!