仕事が合わなければ転職?続けたほうが良い?考え方を解説
仕事や職場に合わずに「自分は社会人失格なのでは...」と悩んでいませんか?
結論から言うと、社会人失格でもなんでもありません。
仕事や職場と相性が合っていないと、あなた本来の能力が発揮出来ないのです。
まずは、現職で改善出来ることが無いかを考え、「これ以上はムリ!」と思えば、転職で思い切って環境を変えることも検討してみてください。
今回は仕事が合わない人が一歩踏み出せる考え方を共有します。辛い思いを断ち切っていきましょう!
能力が無い?いや、その仕事に合わないだけです
いつもお仕事お疲れ様です。
合っていないと感じる仕事を続けるのは本当に辛いですよね。
その仕事に合っていないのは、あなたに能力が無いからだと思っていませんか?
最初に断言しておくと、その考えは捨ててOKです。結局のところ、その仕事が自分に合うか合わないかの違いだけと考えて下さい。
確かに、どんな仕事でもそつなくこなしている同僚や上司がいると、劣等感を感じるかもしれませんが、その同僚や上司でも、よその会社に行けば仕事や人間関係に合わないことも出てくるでしょう。どんな環境でもバリバリ活躍できる人は少数です。
彼らは、「今の職場に合っている」からそつなく仕事が出来ているのです。
私は5社目で合う仕事を見つけました
恥を忍んで言うと、私は新卒から4社連続でブラック企業を引き当て、どこの会社でも合わずに全く通用しませんでした。
4社とも同期が9割は辞めている会社なので、はたから見てもブラック企業だとくくっていい会社だと思います。
しかし、そんなブラック企業でも何年、何十年と社歴のある社員がいるのを見てきて確信したことがあります。
それは、どんな職場でも、その人に合うか合わないかで活躍できるかどうかが変わるということです。
合わない環境にいても全然活躍出来ないですし、合う環境に行けばそれなりに通用すると実体験で痛感しました。
置かれる環境で合うか合わないかは決まる
前述したように、職場に合うか合わないかで、活躍できるかどうかが決まります。
したがって、あなたが今の会社で活躍出来ていないと感じていても、環境さえ変われば活躍出来る可能性は大いにあるのです。
4社連続で合わずに、全く通用しなかった私が、5社目の現在ではそれなりに社内で認められる存在になりました。
なんと、役職まで任命されたのですから、自分でも驚きです。
ブラックな環境に耐えられずに、逃げるように転職を繰り返している人間でも、自分に合う環境にさえ転職出来れば、評価が一変するほど環境の違いは大事です。
仕事が合わないと思う原因を掘り下げよう
では、あなたの仕事が合わない原因を掘り下げていきましょう。原因を明確にすることで、取るべき行動が変わってきます。
仕事内容が合わない
仕事内容はあなたに合っているでしょうか。
どんな人にも、仕事内容に向き不向きがあります。誰とでもすぐに打ち解けられるような人であれば、営業の仕事や接客の仕事に向いているでしょう。
しかし、人と関わることが苦手な人にとっては、コツコツと裏方の仕事をする方が一般的には向いているのです。
このように、向いていない仕事を続けるのは苦痛になりますよね。私は、今の会社でメーカーの営業の仕事をしており、現状はうまく仕事が出来ていますが、研修中はフォークリフトに乗ったり、作業現場に入り、まったく適正と合わずに苦痛な日々を過ごしていました。 (もともと数ヶ月で現場から異動は決まっていたので頑張れました)
仮に、研修後も現場に配属されていた場合、今のように仕事を続けられなかった可能性もあるのです。私の情けない経験からも分かるように、自分に合う仕事かどうかで、会社員生活は大きく異なるのです。
職場の人間関係が合わない
職場の人間関係に合わず、悩んでいる会社員も少なくないでしょう。
上司や同僚と上手くいかず、毎日通勤をするのも苦痛になっていると、モチベーションは下がり、仕事自体合っていないのではないかと感じるようになります。
一度人を嫌いになると、関係修復は簡単ではありませんし、職場にはどうしても合わない人もいるはずです。
特に相手の方が社歴が長い場合は、パワハラや、嫌がらせのようなことをしてくる可能性もあり、苦しい思いを継続しなければなりません。
このように、人間関係が職場で合わない場合は、部署を変えてもらうか、転職をして環境を変えて行く必要があるでしょう。
労働条件が合わない
求人票に記載してあった給与や勤務時間、出張や転勤の有無が採用後に違っていたなんてケースもあるでしょう。
私自身このような経験があります。
- 残業代全額支給→1円も支給されないどころか、タイムカードすらない
- 土曜日は全て休み→実際は出勤あり
- 転勤なし→海外転勤の可能性あり
- 残業少なめ→始業20分前に掃除、サービス残業は当たり前
- 出張ほとんどなし→毎月半分は出張で、ホテル住まい
正直なところ、労働条件が合わない会社ではモチベーションなど上がりませんし、入社前と後で言っていることが違えば指摘したほうが良いです。
それでも改善されなければ、転職でより合う企業を探すことをオススメします。
社内文化に合わない
社内文化に合うか合わないかも重要です。
企業理念では「得意先や社会に貢献」と謳っているのにも関わらず、陰では得意先や仕入れ先を小ばかにしたり、社会に貢献出来ていないような商品やサービスを高額で提供している場合もあります。
社内の文化として受け入れられるような範囲であれば良いでしょうが、あなたの価値観とあまりにもズレが生じていれば、腰を据えて長年働き続けるのは難しいかもしれません。
ホームページや面接時で確認しておくことも大事ですが、入社しなければ見えてこない部分でもあり難しい問題の一つです。
仕事を辞めるべきか、続けるべきかを整理しよう
ここまで挙げてきたように、仕事に合わない原因はいくつもあります。仕事を本当に辞めるべきなのか、続けるべきなのかを考えてみましょう。
あなた自身で改善出来る問題かどうか
あなた自身で仕事に合うか合わないかをじっくり考えてみましょう。
例えば、あなたの考え方や、捉え方を少し変えて会社に合わせるような改善が出来るのであれば、今の仕事を続けてみるのも良いでしょう。
仮に、後先考えずに転職をしても、今の仕事と同じような状況になった場合は転職を繰り返してしまう可能性もあります。
ただし、自分で改善できるような問題でなければ、転職をして一気に環境を変えた方が良いです。
辛い思いを継続していかなければならないくらいであれば、断ち切った方が良いでしょう。
キャリアプラン・ライフプランを逆算しよう
あなたの将来的なキャリアプランを見直し、逆算して考えてみましょう。
例えば、
- 35歳までに年収○○万円、結婚する
- 40歳までに年収○○万円、一軒家を建てる
- 45歳までに年収○○万円
- 60歳で年収○○万円
など、結婚や、家を建てるのに必要な収入などを逆算して考えて、今の会社で達成出来そうかどうかを考えてみましょう。
合わない会社と考えつつも、今の仕事が将来のキャリアプランやライフプランに好影響を与えるものであれば、もう少し続けてみるのも良いでしょう。
しかし、会社ではキャリアプランもライフプランも将来的に良いものにならないと判断出来たのであれば、転職する方が良いでしょう。
会社員のほとんどは、年間で約240日も働いています。合わないと思う仕事に240日も消費するのはもったいないですよね。
自分に合った仕事を見つけ、会社員生活を良い方向に変えていったほうが充実するでしょう。
仕事が合わないと思った時にしておいたほうが良いこととは?
仕事が合わないと思った時にしておいたほうが良いことを挙げていきます。 まずは、自分の考えを整理して一歩踏み出す準備をしましょう。
上司や先輩に悩みを相談する
社内で良好な人間関係が築けていない人は難しいですが、 信頼出来る上司や、先輩がいれば今あなたが悩んでいることを相談してみましょう。
上司や先輩であれば、あなたが感じてきたことを過去に経験し、乗り越えてきた可能性もあるので、改善策を一緒に考えてくれる可能性もあります。
また、同期に相談するのはあまりオススメしません。というのも、愚痴の言い合いになり、マイナスの感情が生まれる可能性が非常に高いからです。時にはグチを言い合うのも良いですが...。
自己分析をする
仕事に合わないということは、何かしら原因があります。
転職をするにしても、今の仕事に合わなかった原因を明確にする為に必ず自己分析をしましょう。
どういう部分で合わないか(仕事内容、人間関係、労働条件、社内文化など)、なぜ自分と合わないのかを明確にし、転職先を選ぶ際の軸にすることが大切です。
自分の軸に合わない企業には応募する必要がないので、無駄な時間を省略できます。
転職サイトに登録をする
「今の職場ではどう考えても改善策がない...」、「とりあえず、続けてみようかとは思うけどいつ限界がくるか分からない」と、いう人は転職サイトに登録することをオススメします。
というのも、仕事が合わずに精神的に追い込まれてしまうと、最悪の場合、体調に影響してきます。
そして、限界がきた時には転職へと行動出来なくなってしまう可能性があるので、これは絶対に避けていきたいところです。
ですので、限界がくる前に転職サイトで求人に目を通しておきましょう。
最初は「こんなに色んな企業が求人をだしているのか」、「この企業は待遇良いな」、「この企業良さそうだけど、通勤に1時間半もかかるのか...」など、この程度の感想を持つことで十分OKです。
もしも気になる企業があれば、実際に応募してみるのも良いですね。 人間は行動をすると、一気に気持ちが動きます。
是非、限界がくる前に転職サイトには登録し、いつでも転職できる準備を整えていきましょう。
転職エージェントに登録をする
転職サイト同様、転職エージェントというサービスもあります。
転職サイトは就活で使った就職サイトの転職版という認識で大丈夫です。
一方、転職エージェントのサービスは、転職のプロがあなたの転職を支援してくれるサービスです。
具体的には、
- 履歴書、職務経歴書等の必要書類の作成方法
- 面接対策、キャリアプランの相談
- 待遇を企業と交渉、面接等のスケジュール調整
- 非公開求人の紹介
- 企業への推薦
- 年収交渉
これらのサービスを無料で受けられます。 もちろん、在職中に登録をすることが可能で、エージェント側との打ち合わせはありますが、あなたのタイミングで相談しにいけば問題ありません。
どのような求人があるのか、あなたに合った企業はどのような企業なのかを客観的な視点で教えてもらえます。
まとめ
仕事に合わない場合の考え方を解説してきました。
まずは、個人で改善出来る部分はないかを考え、厳しいようでしたら転職の選択肢も常に持ちましょう。
一番忘れてはいけないのは、体調を崩し、仕事が出来なくなることです。
もちろん、体調を崩して復活することも十分可能ですが、労力はもの凄く必要になります。
ですので、「なんかストレスで体調悪いかも...」と感じ始めたらいつでも転職出来る準備は整えておきましょう。