「営業マンはみんな帰宅が遅い」はホント?
営業職と聞くと、「帰宅が遅そう」、「お客さんから深夜まで電話がくるのでは...」と、自分で時間を調整出来ないマイナスのイメージを持つ人も多いと思います。
もちろん、業界や会社にはよりますが、実は、業界や会社の選び方によっては帰宅時間を自分でコントロールしやすいのが営業。
求人票を見ていて気になる会社があっても、「営業職かあ...」と尻込みしている人には、 今回紹介する情報を是非とも参考にしてもらい、営業職にチャレンジすることも検討してほしいです!
何故、営業は帰宅が遅いイメージなのか?
「営業」と聞くと反射的に帰宅が遅いイメージになる人がいます。
何故そのような印象になるのか...考察してみましょう。
個人宅へアポなしで営業するイメージ
もちろん、アポなしで個人宅に営業をかける業界はあります。
経験した人も多いと思いますが、一人暮らしを始めた時に、ネット回線やWi-Fiルーターの営業マンが、急に玄関のベルを鳴らして来ませんでしたか?
他には、ソーラーパネル設置の営業や、新聞の勧誘なんかも同じですね。
急に訪れて、商品を提案してくるのです。断っても、なかなか引き下がってくれないこともあります。
その時に、嫌なイメージを持った人も多いでしょう。
彼らの多くは、1つ契約を取ることで成果報酬を貰えるので、帰宅後の時間や、土日などの休みを狙って訪問して来るのです。
身近に接しているからこそ、大変そうなイメージになりますね。
ノルマを達成するまで帰れないイメージ
この、ノルマが大変だというイメージもかなり大きいかと思います。
確かに、業界や会社によっては、ノルマに対して厳しく追及されることはあるでしょう。訪問販売の仕事などは、こういったケースが本当に多いです。
しかし、しっかりと会社選びをすれば、このような大変ばかりが目立つ職種では無いと思ってもらえるはずです。
営業は時間を有効に使える仕事
悪いイメージばかり見てきましたので、営業職の良い面も見ていきましょう。
自分で1日の時間をコントロール出来る
1日の労働時間の殆どを外回りで使えば、自由に時間を使うことが可能。
ランチ帯の時間に、おいしいお店を見つけてデートに活かしたりしている人もいるでしょう。
また、道路脇やコンビニで車を止めてスーツで寝ている人も、ほぼ営業マンのはずです。(笑)
堂々と何時間も寝ていることが良いこととは言えませんが、営業マンはかなり自由に1日を使えるのです。
特に、数字を達成している営業は、会社としても1日中何をしていても構わないのでしょう。
もちろん、契約を取る大変な部分はありますが、ある程度オンとオフを切り替えが出来る人であれば魅力的な職種です。
たまに営業成績と関係なく、サボリ続けている営業マンもいると思いますが...社会人として適切な範囲で時間を有効活用してくださいね(笑)
直行や直帰が出来る
直行直帰が出来る会社では、いつもより家を遅く出て会社へ寄らずに得意先へ行くことや、得意先から直接自宅へ帰ることが出来ます。
自己管理が出来る人にとってはかなり良いですよね。
ノルマや目標数字を達成していれば、自分へのご褒美でいつもより早めに自宅へ帰る人もいますよ!
帰宅時間が遅い営業マンの特徴
では、時間に追われる業界の営業の特徴を見ていきましょう。
相手が個人
得意先が個人の場合、相手の帰宅時間に合わせて訪問をしないといけません。
例えば、決裁権が旦那さんにある場合。
朝やお昼に訪問をしても、奥さんしかいなければ、契約までたどり着くのは難しいでしょう。 必然的に旦那さんが帰宅する夜の時間帯や休日に営業を掛けなければ意味がありません。
例:生命保険やネット回線の営業など
工事の立ち合いが深夜まである
昼間は施設が運営されている為、深夜に機器の工事や設置をしなければならなく、営業マンが立ち合いをしなければならない場合があります。
日付が変わってから帰宅するなんてことも多いです。
例:設備機器の会社や、各種施工管理会社などの営業
お客さんが深夜まで営業している
お客さんが深夜まで営業していたり、24時間営業している場合は注意が必要。
営業マンは、常に会社の携帯電話を持たされて緊急の電話対応にも備えなければならず、当たり前のように夜も電話が鳴ります。
最悪の場合は急に呼び出されるなんてこともあるでしょう...
早く帰りやすいのは法人ルート営業です
では、時間を作りやすい営業はどのような特徴があるでしょうか?
答えは法人ルート営業です。特にメーカーがオススメ。
法人ルート営業は、なんと言っても訪問先がほぼ固定されており、既存のお客さんのフォローをしっかりすることが求められます。
慣れて得意先と信頼関係が作ることが出来ると、電話やメールでヒアリングが出来てしまうので、訪問しなくても良い場合も出てくるでしょう。
会社側も無茶なノルマや目標を設定するケースも少なく、精神的にも余裕が持てるでしょう。 また、ある程度の売上数字は毎月見込みやすいのも特徴です。
悪く言えば退屈かもしれませんが、精神的にも時間的にもかなりゆとりを持てるでしょう。
筆者自身、メーカーで法人ルート営業を経験しましたが、かなり時間に余裕が持てるようになりました。
最初が肝心ですが、最初に良い印象を与えて、関係性さえ作ることが出来れば、電話とメールで話が済むケースが殆どです。
キツイ新規営業のように、「契約を取るまで事務所に帰ってくるな」と上司に怒鳴られるようなことはありません。
注意すべきは、同業他社が自分の得意先に売り込みをかけるケースがあるので、情報をもらえるような関係性はお客さんとは絶対に作って下さいね。
まとめ
営業職は帰宅が遅いというイメージは払しょく出来ましたか?
会社や業界の選び方を間違わなければ、ある程度、時間はコントロールできます!
転職の際に、営業職で帰宅時間を優先させたい方は、法人ルート営業を中心に調べて、求人票やネット口コミで情報を集めて下さい。
面接時には帰宅時間のことを少し突っ込んで聞いてみると良いでしょう。
納得が出来る範囲の帰宅時間であれば、法人ルート営業で新しい生活を始めてみてください!