【比較】個人営業と法人営業どっちが楽!?
営業職と言うと帰宅が遅かったり、ノルマに追われたり、お客さんに怒られたり...と、マイナスのイメージを持つことが多いでしょう。
しかし、営業職でも選び方によっては、ストレスが少なく、むしろ楽なサラリーマン生活を送ることも十分可能。
今回は営業職として転職する際のポイントの整理をします。
営業は辛いばかりの仕事では無いことを、理解して頂けたら幸いです。
営業は大きく分けて個人営業と法人営業の2つ
営業職には大きく分けて個人営業と法人営業があります。
個人営業は、一般消費者が営業対象です。
B to C(Business to Customer)と言われるのがこの個人営業となります。
代表的な商品としては車・不動産・保険などの営業。携帯ショップでの契約や、旅行代理店での契約なども身近なB to Cになりますね。
法人営業は、企業が営業対象です。
B to B(Business to Business) と言われるのがこの法人営業となります。 企業対企業の取引です。
商品やサービスは多岐にわたります。
個人営業はノルマがキツイが、頑張り次第で収入アップ
こんな経験はありませんか!?
休日をゆっくり過ごしていると、急に家のチャイムが鳴る。
玄関を開けると、そこにはインターネット回線の営業マンがいて、インターネット回線の説明を延々としてくる。
必要ないと丁寧に断っても、しつこい営業マン。
当然、休日をゆっくり過ごしていたあなたは良い思いをしませんよね。
また、知り合いから生命保険に加入してほしいとお願いされる、という経験をされている人も多いと思います。
なぜ個人営業がしつこく営業してくるのかと言うと、ノルマを設定されているケースが多いからです。
ノルマのある営業職の特徴は、
- インセンティブ(歩合給)がつくので給料が上がる
- ノルマを達成できないと上司に罵倒される
- 売れないなら休日も返上して営業しないといけない
などが、挙げられます。
「がんがん稼いで給料を上げていきたい」と、いう野心家の人は、個人営業と相性が良いはずです。
しかし、上司に罵倒されたり、貴重な休日を返上してまで仕事をしたくないという人にとっては、相性は良くないと言えるでしょう。
法人営業は楽なのか!?
個人営業はノルマがきつく、野心家の方以外は相性が悪いと述べました。
では、法人営業が楽なのでしょうか。答えはイエス半分、ノー半分です。
法人営業の良い面は 、
- 顧客が企業となるため無下に扱われることが少ない
- ノルマも個人営業に対してきつくない
- 新規取引を除くと、あなたが入社する前からの取引の歴史がある
などが挙げられます。
法人営業は、企業が相手になる為、しっかりと教育を受けた従業員が相手の窓口になりますし、個人営業のように門前払いされるケースは確実に減るでしょう。
そして、ノルマに対しても非現実的な設定は少なくなります。
避けるべき?楽ではない法人営業の特徴
法人営業は全部が全部楽な訳ではありません。
次に挙げる営業職は法人営業ですが、楽どころか、かなり辛い仕事と言えるでしょう。
・いわゆる「営業会社」の営業
→テレアポで1日に100件以上のアポ取りをしてから、営業を実際にして契約まで結びつけるようなケースです。
この手の営業は、太陽光発電やコピー機などの社内設備を商品にしている企業などが多いでしょう。
・取引先が深夜や24時間対応している場合
→何かのトラブルで急な問い合わせが深夜や早朝に来ることが多々あります。
→深夜や早朝に現場工事がある仕事の場合、営業マンも立ち合いをすることがあります。
楽な営業はこれだ!!
ここまで述べてきたように個人営業は楽ではありません。
また、法人営業においても楽ではない部分も紹介してきました。
では、楽な営業とはいったいどんな営業なのかを紹介します。
メーカー営業(法人向け)
例外はもちろんありますが、メーカーの営業は法人がメインの顧客になり、客先が土日祝休みの企業が多いです。
たとえ大手企業でなくとも、業界内で商品の認知度がある程度あれば、リピート化して商品を受注できるようになります。
得意先の担当者と信頼関係が出来ていれば、メールや電話で仕事が完結出来るケースも増えるでしょう。
アポを取って、客先へ訪問をし、受注すると言うステップをメールや電話だけで済ませられたら、かなり仕事が楽になると思いませんか?
また、客先や仕入先などから、別の得意先を紹介してもらえることも多々あります。
これは自分で新規開拓をしなくても、勝手に新規開拓をしてしまっているケースですね。
ルート営業(法人向け)
ルート営業は見知った顔に営業をするので、アポを取って訪問をすることのハードルはかなり下がります。
また、ルート営業は固定給で月々の給料が支払わられるケースが多いので、新規顧客獲得・新規案件受注の件数に応じて給料が変動しません。
したがって、がつがつ働いて上の役職を目指していきたいと思わない人は、適度に訪問し、注文を取ることに注力すれば良いのです。
ルート営業は基本的には外出しているので、訪問する時間と、営業戦略を考える時間、適度に休む時間を自分でコントロール出来ます。
もちろん、休憩ばかりしていて訪問を全くしなくなると、業績は落ち、上司に怒られたり、会議で肩身の狭い思いをすることはあるので、自己管理は必要。
業績が落ち、会議などで多少怒られることは、大したストレスにならないという人であれば、ルート営業はかなり魅力的な働き方になるかもしれません!
まとめ
今回は営業職が辛いばかりの職種ではなく、楽も出来ると職種だということを紹介しました。
もちろん、今回紹介したメーカー営業やルート営業が全て楽だとは言い切れません。
しかし、楽を出来る可能性は個人営業や数百件もアポ取りをするような営業会社の営業よりも高いと言えるでしょう。
今まで個人営業や営業会社で合わなかった人や、「営業」と聞いて尻込みしてしまっていた人も、メーカー営業やルート営業になることで、自分に合う企業が見つかるかもしれません。
是非、チャレンジしてみてくださいね!