有給を取れないなら、転職で環境を変えよう!

あなたは年間で何日間有給休暇を取れていますか？

世の中には、有給を当たり前のように消化出来る社会人と、全く取れない社会人がいます。

有給を取れる会社に所属していると自由な時間が増え、リフレッシュも出来るので仕事の効率が上がりますよね。

仕事とプライベートを割り切れるので、人生の充実度も上がるでしょう。

有給を消化することは、労働者の権利ではありますが、社内の風潮などで取りにくい環境の人も多いはずです。

今回は有給を取りやすい会社へ入るためのポイントを整理したので、有給取得率の高い会社へ転職し、社会人生活を有意義することも視野に入れてください！

有給休暇を取りにくいのは何故なのか

あなたの会社は有給休暇を取りやすい会社でしょうか？

日本の有給消化率は約５０％と言われています。この数字は先進各国の中でも低い水準です。

昨今では「ブラック企業」についてメディアでも取り上げられることが多くなり、日本の働き方については少しずつ変わりつつあります。

しかし、まだまだ、古い習慣や考え方が残っている会社も多いでしょう。

あなたの会社でもこんな雰囲気はありませんか？

• 休まず働いている人は偉い
• 朝、就業時間よりも早く来ている人は偉い
• 残業している人は頑張っている

など、「人より長く会社にいる」ことが良い会社員の見本になっているケース。

反対に、

• 少しでも休めば文句を言われる
• 若手は上司や先輩よりも早く来るのが当たり前
• 早く帰る人はやる気がない

と、いう風潮の会社もあるでしょう。

残念ながら、会社に長く居ることが評価される傾向の会社も多く存在しています。

その為、有給も取りにくい風潮がまん延しているのです。

有給取得は労働者の権利

ここまでは、有給が取りにくい風潮であると見てきました。

しかし、本来は有給休暇は労働者の権利であることを知っていますか？

酷い会社は、 

• そもそも有給制度なんてない
• 理由次第では有給を認めない
• 他の人に迷惑が掛かるから何カ月も前に申請しろ

などと、独自のルールを作っている会社もあるのでしょう。

しかし、有給休暇は労働者の権利である為、会社側が有給消化を拒否することはできません。

補足：会社側は「時期変更権」によって、有給消化日を他の日に変えて欲しいと労働者に持ちかけることができますが、 その場合は、事業が正常に運営出来ないことが明らかな場合です。

有給を使わせたくないという理由では、当然時季変更権は使えません。

また、理由を会社や上司に言う必要は本来ありません。

遊びに行くのも、家でゆっくりリフレッシュするのも会社に理由を言う必要はないのです。

それでも有給が取れない人は転職を視野に入れてください

「有給は労働者の権利だということは分かった。ただ、会社に対して法律を盾に争っても遺恨が残るし会社に居づらい...」、「小さい会社なので目立ったことはしたくない」など、権利とは関係無い面で悩む人もいると思います。

「周りが文句言わずに働いているんだから合わせろ」、「自分だけ勝手なこなどがとを言うな」という、雰囲気に負けてしまうことがありますよね。

ただ、あなたの将来を見据えた時に、有給を取れなくても我慢出来るか出来ないかを一度考えてみて下さい。

その上で、有給を取れる会社に入りたいのであれば、転職することをオススメします。 有給を取れる会社に居るメリットを挙げてみますね。

• 連休と合わせて超大型連休が作れる
• 土日と合わせて普段の２連休を３連休に出来る
• 連休が出来れば、旅行にいける
• リフレッシュしたい時にゆっくりできる
• 趣味に時間が使える

有給を使えるメリットは、何と言っても自由な時間を作ることが出来る点です。

旅行や趣味はもちろん、リフレッシュしたい時に、自由な時間を得ることは生きていく上でも大事になりますよね。

疲れ果てさせられる会社に長年いるよりは、リフレッシュしながら頑張れる会社にいく方が良くありませんか？

有給を取りやすい会社に入るためには

では、転職を視野に入れたときに有給の取りやすい会社をさがすにはどうすれば良いか。ポイントを挙げていきます。

• 残業時間は短いか

残業時間が短いということは、日々の仕事が就業時間内で終わっているという証拠。

もちろん、繁忙期は残業時間が増える会社もありますが、１年を通して残業時間が短い会社は、社員の仕事量が手一杯になっていないと言うことです。

仕事量が手一杯でないということは、有給を取っても同僚に負担を掛ける可能性が減るということに繋がりますよね。

• 求人票の募集要項は要チェック

求人票の募集要項に残業時間や、年間有給消化率を記載している会社があります。

残業が少ない会社や有給取得率が高い会社は「ホワイト企業」であることを武器に優秀な人材を確保したいのです。

「有給消化率○○％」と記載している会社は要チェック！！

• ネットの口コミは情報源

今では当たり前ですが、ネットの口コミは重要な情報源です。

その会社で働いている人や過去に働いていた人の口コミでその企業の生の情報が得られます。

もちろん、ネット上の情報なので全てが本当かは不透明ではありますが、有給消化率についても参考になるはずです。

• 面接で聞こう

募集要項のところでも述べましたが、会社は優秀な人材や、その会社で活躍してくれる人材を欲しがっています。

その為、ホワイトな部分はアピールしていきたいのです。

ですので、求人票に有給消化率のことが書いてあれば本当かどうかを面接で聞いてみましょう。

あからさまに「自由に休めるんですか？」というのは面接官の印象としても良くないので、

「今の会社は有給が全然取れず、体調を悪くしてしまう同僚もいました。今の会社では有給消化率は○○％くらいの低水準なので、御社の○○％という高い水準に驚いてます。御社では特別な取り組みとかを意識されているのでしょうか？」

などと、面接で逆質問をしてみてください。

まとめ

有給消化は労働者の権利ですが、残念なことに会社によってはかなり有給を使うのは難しい状況かもしれません。

会社と争って疲弊するよりは、有給の消化率の高い会社へ転職することの方が得策のでしょう。

有給を利用でき、旅行やリフレッシュをしながら理想の社会人生活を送りたい人は、転職を視野に入れてみてください！